見学やインターンにいらっしゃる学生さんによく質問される内容のなかに、「教育システムはどのようになっていますか」というものがあります。

 

入社後に自分がどのように成長していけるかを考えての質問だと思います。

当然、採用したスタッフを育てるために、全方向からサポート体制を敷いています。たとえば、私達の「指導に関する方針」には、「上級スタッフは自身の診療より後輩からの質問、指導を優先する」とあります。緊急性を有する仕事を抱えている時以外はきちんと方針を守って指導にあたっています。

また、フレッシャーズキャンプや早朝勉強会、チェックリストを用いたステップアップ指導や、ロールプレイングによる診察シュミレーションなど計画的に1年生が育つ仕組みをしいています。

ただ、これらの仕組みは、早く最低限の仕事を覚えてもらい、私達の仲間としてご家族様のために成果を出してもらいたいという願いがあってのことです。

本当に優秀な人は、教育システム云々言う前に自分からどんどん必要な知識と技術を習得していきます。手厚い教育システムがあるということは、出来ない理由として「教えられていません」という言い訳が出やすい環境とも言えます。

私達の医院には「教えていないことは評価をしない」というルールがありますので、教えられていない事柄が出来なくてもなにもお咎めはありません。

しかし、教えられていないから出来なくてもよい、というわけではありません。

教育システムの手厚さを求めると同時に、システムを利用して、いかに、さらに早く成長できるかを追求してほしいと思います。

教育システムがあるから安心と思わない心構えが必要ですし、更に本当の学習機会は一通りの基礎教育訓練が終わってから本格的に始まるものなのです。

院長